2025年大阪・関西万博まで3年半 夢洲は今…夢よりも膨らむ負担 

■かさむ土地改良

津波や液状化、台風などの懸念もある。災害対策は万全なのか。18年秋に関西国際空港の一部が水没した台風21号では、夢洲でも防波堤を超えた高潮による浸水被害のほか、51・3メートルの強風でコンテナヤードが倒壊した。かさ上げ対策をしているというが、大阪湾は地盤が弱く、関空も地盤沈下が問題になっている。

財政負担も拡大の一途だ。

国は、万博の会場建設費が当初見込みの1・5倍の最大1850億円に膨らむと発表した。国、大阪府・市、経済界が3分の1ずつ負担するため、市の負担は最大100億円増となる。

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主な理由が、万博会場をぐるりと囲むリング状の大屋根(1周約2キロ)の建設。雨や日差しを防ぎ、大屋根の上を歩いて「空中歩廊」としても楽しめるよう追加で設置を決まったというが、山田さんは「安易すぎる」と怒りを隠せない。「万博後に撤去する大屋根で350億円というコストはあまりにも巨額過ぎます」

また、夢洲へのシャトルバス専用道として市が整備している高速道路「淀川左岸線」2期工事でも土壌汚染が確認され、当初の整備費約1100億円は約1800億円となる。

ここにきて、IR予定地の汚染土壌を800億円かけて土地改良することも判明した。市が全額負担するという。万博のインフラ整備を大義名分にし、IRカジノ整備のためにどれほどの税金が投入されるのか。

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