香港はどうなる?

2020-8-24

●香港はどうなる?

今回のテーマは「香港はどうなる?」

ニュースなラヂオ」を担当しているMBSのラジオ報道が制作した、3分ほどのラジオニュース。

国家安全法が施行され、言論の自由が大きく制限されることになった香港。外国人も処罰の対象になる可能性があり、誰にとっても他人事ではありません。
香港の民主化運動に関心を持ち続けてきた上田崇順アナウンサーが、香港出身の女性に話を聞きました。「香港は死んだが、香港人は死んでいない」と語る彼女、そして香港のこれからは・・・?
7月6日に放送したインタビューの動画版を公開します。
 

■MBSラジオ AM1179kHz /FM 90.6MHz  

ニュースなラヂオ」 毎月1回 月曜夜8時~ 生放送

インタビュー書き起こし

上田)
7月4日に、香港の方に国家安全法についてインタビューしました。
ラジオのオンエアより少し長いバージョンを用意しましたので、どうぞご覧く
ださい。
Q どのように変わりましたか?
A 逮捕される条件が変わっていきます。
香港の分離と政権転覆、テロリズム、
国家安全を脅かす外国や外部勢力との共謀、
それらが犯罪とされます。
最高刑は終身刑になります。
暴力の有無にかかわらず
言論や主張だけで犯罪になる可能性があります。
Q スローガンを言うだけでも?
A そのとおりです
「香港独立」と印刷されたTシャツを着ていたら犯罪とされる可能性がありま
す。
それで逮捕された人もいたので。
Q どうして、この法律の内容がわからないのですか?
A 普通の法律を通す場合は、香港人が投票して、国会を通って、みんな内容
がわかってから施行されます。
しかし、国家安全法は、中国政府が全部決めて、
中国政府の中で投票して、7月1日の施行が決まりました。
気づいたら、7月1日に施行されていました。
Q 香港にいる友人は、どう言っていますか?
「ありえない」と言っています。
今までの言論の自由がなくなります。
さきほど、4つの犯罪の要件を言いましたが、実際は定義がされていません。
どこまでしたら香港を分離することになるのか、
何が政権転覆なのか
どういう行為がダメなのか、しっかり定義されていないので、
政府がダメと言えば、その時点で逮捕される可能性があります。
(スローガンを書いた)Tシャツを着ただけで逮捕された人もいますので。
これからどうなるか、だれにもわからないです。
Q この法律のターゲットは?

A リーダーがターゲットです。
ニュースでも流れてきましたが、リーダーの3人は、グループから一旦脱退し
ています。
危ないからです。
ターゲットにされたら、国家安全法により、香港で逮捕して中国に連れて行き
、起訴と裁判ができます。
香港ではなく、中国に引き渡されて、そこで裁判が行われます。
香港は(最高刑が)終身刑ですが、中国には死刑もあります。
Q この法律のいちばん怖いところは?
A 国家安全法は、ほかの法律よりも優先されます。
今までの香港の法律は全部、意味がなくなります。
Q 日本の人に知ってほしいことは?
A 香港人でなくても、香港圏内に入った瞬間に逮捕される可能性があります

外国人であっても。
日本で「香港独立」というバナーを上げるなどの行動をした人が、香港に旅行
に来て、入境した時点で逮捕される可能性もあります。
Q 外国人もターゲットになる?
A そうですね、全員。香港に行くだけで逮捕されることもあり得ます。
Q あなた自身は香港に帰れそうですか?
A 帰れないことはないですが、現時点では危ないと思います。
Q どうなっていくか見ないと、最初は怖いですか?
A そうですね。先が見えないので。
初日に、この法律で逮捕された人が10人いました。
これからどうなっていくか、未来が見えないですね。
Q 香港の人は、どうするんですか?
A みんな、まだ考えていると思います。
この法律ができて1週間もたっていないからです。
みなさん、同じことを言っています。
「香港は死んだ」
「香港は死んだけれども、香港人は死んでいない」
今までがんばってきた人たちは、香港が好きだからこそ、がんばってきた。
「香港が自分の家」と思っているからこそ、がんばってきたので、
香港の未来がうまくいってほしいと思っています。

Q これから、どんなことができますか?
A 言論の自由があるからこそ、デモをします。
この法律では、デモをするだけで犯罪になります。
デモをして逮捕されるか、家にいるか、外国に行くかの選択です。
上田)
いかがでしたか。
香港の問題も、これから続けて伝えていきたいと思います。
YouTubeになるかもしれません。オンエアになるかもしれません。
今後もどうぞチェックしてください。




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