ロシアによるウクライナへの軍事侵攻がエスカレートする中、大阪府豊中市の在大阪ロシア連邦総領事館前で3月8日夜、市民ら約100人がプラカードを掲げ、抗議の声を上げた。(新聞うずみ火 矢野宏)
「他人事とは思えず何かしたかった」という70代の女性は手作りのプラカードを持って参加。「現地の映像を見るのがつらい。自分一人では何もできないが、戦争に反対する人たちが声を上げることで止めたい」
辛口コメンテーターとして活躍した元府議でフリーライターの山本健治さん(78)は「ウクライナに平和を プーチンは手を引け」と手書きした横断幕を持ち、「領事館の人たちは見ている。聞き耳を立てている。ここに市民が集まることに意味がある」と訴えた。
参加者は「核兵器NO 爆弾NO 民衆を殺す軍隊NO」「プーチンのウクライナ侵攻を許さない」「ウクライナの人々とともに、ロシアの人々とともに、全世界の人々とともに闘おう」などとシュプレヒコールを上げ、反戦を訴えた。
今後の主な抗議集会は、3月16日(水)午後6時~豊中市のロシア総領事館前で、26日(土)午後1時半~大阪市北区のエルおおさかで、神奈川大副学長の的場昭弘さん講演「ロシアはなぜ侵略戦争をはじめたのか」