大阪府と大阪市は、大阪湾の人工島「夢洲」への誘致を目指すカジノを中核とする統合型リゾート(IR)の区画整備計画案を、事業者に認定された米MGMとオリックスのコンソーシアムと共同でまとめ、昨年末に公表した。
年明けから公聴会と説明会を開いてきたが、公聴会は政策決定者も出席しないまま4回で終了、説明会はコロナ感染拡大を理由に残り4回を中止した。
1578億円とも言われる夢洲の土壌汚染対策などの公費負担問題に対する説明も不十分なまま、この計画案がまもなく始まる府・市両議会で可決されれば国へ送られ、承認されると後戻りできなくなる。
カジノは市民から負け金を巻き上げ、不幸の連鎖を生み出す賭博。ギャンブル依存症や治安悪化の問題なども懸念されている。しかも、夢洲カジノの事業期間は35年。継続を前提として30年の延長契約を結ぶことができる。一度、カジノができれば65年間、その実害を被ることになる。「待った」をかけられるのは、今しかない。そのためにも、まず知ること。
「うずみ火講座」は2月12日、大阪市北区のPLP会館で開講。カジノ研究の第一人者、阪南大教授の桜田照雄さんが「着々と進む夢洲カジノ計画 府民に巨額のツケ必至」と題してわかりやすく解説する。
【日時】2月12日(土)午後2時半~4時半
【会場】大阪市北区のPLP会館4階(地下鉄堺筋線「扇町駅」④出口から徒歩3分、JR環状線「天満駅」から南へ徒歩5分)
【資料代】読者1000円、一般1200円、オンライン視聴・学生・障害者500円
オンラインでの視聴を希望される方は「うずみ火商店」から