阪神・淡路と東日本の被災者交流会「今を共に語る」 1月9日に神戸市勤労会館で

阪神・淡路大震災で障害を負った震災障害者と、東日本大震災の県外避難者との交流会が1月9日、神戸市中央区の市勤労会館で開かれる。「阪神・淡路、東日本 今を生き共に語る」と題し、計6人の被災者が当時の様子などを振り返り、その後どのように生きてきたかを語り合う。

 

神戸で被災者支援を続けてきたNPO法人「よろず相談室」と、福島や宮城県から避難してきた人たちを支える大阪府茨木市のNPO法人「災害とくらしの相談室iroiroの(イロイロ)」が主催。

当日、阪神・淡路大震災で20時間生き埋めになり足が不自由になった男性やピアノの下敷きになって高次脳機能障害を負った女性のほか、東京電力福島第一原発事故で福島県郡山市から大阪に避難してきた人たち計6人が参加する予定。

「よろず相談室」元理事長の牧秀一さん(71)は「震災障害者は『命があっただけまし』と言われ、東北からの避難者も『10年以上も経ったのにまだいるの』といった心ない視線を感じている。それぞれ置かれた環境は違うが、『忘れられた被災者』である彼らが生き抜いていくためにはどうすればいいのか、話し合う中で共通項が見つかるのではないか」と話している。

震災障害者ら被災者を支援してきた「よろず相談室」の牧さん

被災者交流会は午後1時~3時、神戸市勤労会館405、406号室で開かれる。参加無料。申し込み不要。問い合わせは牧さん(080・5305・1950)。

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