大阪市廃止を阻止 「おかしい」と気づき、立ち上がった市民たち

大阪市民を二分した「住民投票」から一夜明けた翌2日は朝から雨だった。

「昨日が雨でなくてよかった」と思ったのは私だけではあるまい。

大阪市廃止か、存続かを問う2度目の住民投票。2015年に行われた前回と比べて、今回は公明党が賛成に転じ、新型コロナ対策で「大阪維新の会」代表代行の吉村洋文大阪府知事のメディア露出が多いなど、当初は世論調査で賛成が反対に10ポイント以上も差をつけていた。このまま賛成多数でかけつされるのではないかという観測も多かった。

にもかかわらず、最終盤で逆転勝利をつかむことができたのは、晴れたこともさることながら、おかしいと気づいて立ち上がった市民の存在が大きかった。

街頭に立ち、道行く人たちにチラシを配ったり、手作りポスターを掲げたりして、「大阪都にはなれない。大阪府のまま」「大阪市が消滅する」「大阪市が廃止されると二度と戻らない」「特別区に分割されると住民サービスは低下する」……。維新が隠していた一つひとつの事実を丁寧に訴えた。

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