熊本南部豪雨 読者から無事の連絡

避難者から絶望の声  八代市 遠山和親・まつ子
私たちが住む旧市街地はほとんど被害がありませんが、球磨川の中流に位置する坂本町(旧坂本村)は甚大な被害を受けています。というのも、八代市は2005年8月に八代郡坂本村など周辺の5町村と合併し、天草市に次いで県下で2番目に広いのです。

教師時代には、今回被害が大きかった人吉市に4年、八代市坂本町では6年暮らしたことがあり、他人事ではありません。友人や知人、教え子も多く、豪雨の後、集落には入ることができず、連絡が取れた友人と話をしましたが、「球磨川に近い住宅は壊滅状態だ」と話していました。

旧市街地の体育館には、球磨村や坂本町の孤立した集落からヘリコプターで次々と住民が運ばれてきていました。妻がボランティアで30分ほど、高齢者のお世話をしたり、子守りをしたりしていますが、「今までにない水害で、集落はもう立ち直れない」という生々しい話を聞いたそうです。

できることやらねば  津奈木町 伊東紀美代

ご心配いただき、ありがとうございます。
私たち、水俣病の患者のみなさん、関係者、それぞれ多少のことはありましたが、皆、無事におります。
崩落して赤土のむき出しになった山肌や、壊れた道路など、あちらこちらにあり、あらためて自然の力を実感しています。
年々激しくなる異常気象や世界的な新型コロナウイルスの被害に、気持ちの晴れない昨今ですが、できることをやっていくしかないと思っています。

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