済州4・3事件71年 慰霊碑建て大阪で追悼

韓国現代史最大の悲劇ともいわれる済州島の「4・3事件」から71年。大阪市天王寺区の統国寺で4月3日、「追念のつどい」が行われた。

 

「4.3事件」は1948年4月3日、約50人が武装蜂起したのに端を発し、約3万人の島民が犠牲となった。済州島出身者が多く暮らす大阪に逃れた島民は5000人とも1万人ともいわれる。

事件から70年となる昨年11月、大阪の遺族会(呉光現会長)が中心となり統国寺に慰霊碑が建立された。それから初めて迎える4月3日、慰霊碑の前に遺族ら50人が集い、犠牲者を追悼した。大阪駐在の韓国総領事、民団、総連の代表者たちも花輪を捧げ、手をあわせた。

叔父2人と祖母を亡くした高春子(コ・チュンジャ)さん(77)=大阪市東成区=も参列していた。例年、済州島での慰霊祭に参列するが、今年は現地に行けなかった。「近くにお参りできる場所ができてほんまによかった」。高さんは何度も目元を拭いながら話していた。先日も夫婦でお参りにきたという。この日は長女が付き添っていた。

 

慰霊碑には胴体部分にらせん

を描くように石がはめこまれている。当時済州島にあった1178の村から集めたもの。高齢となり渡航がかなわない遺族らが、故郷に触れられるようデザインされているという。

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